洗浄液の選択
洗浄剤を選定するにあたり、目詰まり原因が顔料インクを溶かす(粒子をバラバラする)能力の高いものを探す必要がある。
そこで、以下の方法で探してみた。
(1)用意した紙テープに、顔料インクを着ける。(切った紙に綿棒でインクをつける)
(2)洗浄液に漬ける。
(3)毛細管現象で上がってくるインクによって、どれだけ溶かす能力があるかを見る。
顔料インクを溶かす能力があるものは、
(1) ブラシクリーナーDUO
(2) クリンビュー油膜取りウォッシャー液 (水色カスに心配あり)
が効果があった。
以下は実験結果。
左から、洗剤能力PRO、ブラシクリーナーDUO、マジックリン
圧倒的にブラシクリーナーDUOが溶かす能力に優れていることが分かる。
また、細く上っている黒い帯は、インクに含まれている染料成分と思われる。
そのほか、キッチン・ブリーチ、スーパー泡ジョイ、クリンビュー油膜とりウォッシャー液
・強アルカリ性のキッチン・ブリーチは、インクを化学変化させているような色が出ている。溶けていると言うよりは焼けている感じ。
・スーパー泡ジョイ水で薄めて実験。皿洗い洗剤としての界面活性能力が有ると考え実験するも、殆ど効果が見えない。
・クリンビュー油膜取りウォッシャー液は、車のガラスにこびり付いた油膜を落とす力のある溶液。顔料インクも溶けているのが分かる。プリントヘッドの洗浄
に使うに当り、水色の結晶(?)が新たな詰まり原因にならないか不安を残すが、、、、、
以上から、プリントヘッドの洗浄には、ブラシクリーナーDUOが最適と判断した。